4日は鹿児島県内全域で青空が広がり、すがすがしい春の一日となりました。
県内の桜の名所でも続々と満開を迎える中、世界自然遺産の島、屋久島の秘境でもこの時期ならではの絶景が広がっています。
鹿児島県の屋久島でも人気の高い、清流流れる白谷雲水峡。
本格的な観光シーズンを迎え、4日も多くの登山客の姿がありました。
みなさんの4日のお目当ては?
観光客
「太鼓岩まで。山桜がきれいかなと」
「太鼓岩」「山桜を見に」
山岳ガイド
「きょうは太鼓岩まで行きます。満開の手前かなという感じで楽しみに上がってきます」
目指す太鼓岩までは片道2時間半ほど。
心地よいせせらぎの音を聞きながらトレッキングスタートです。
300年から400年前に造られたという、石積みの歩道。
人が通り抜けられるほど大きな空間ができた「くぐり杉」。
道中に点在する苔むす森は、幻想的な深緑の世界が広がります。
自然遺産の景色を楽しみながら歩を進め、ようやく標高約1050メートルの太鼓岩に到着しました。
眼下に広がるのは、山いっぱいを埋め尽くす薄いピンク色の山桜と新緑の木々です。
秘境に広がるコントラストは、まるでパッチワークのようです。
さらに、遠くに見える宮之浦岳には雪も残っていました。
観光客
「オーストラリアから(来ました)」
「東京の方から(来ました)」「念願が達成できました。」
「私の誕生日で息子がプレゼントしてくれました。もう天気もいいし、最高です」
「ちょうど桜が咲いてて本当にいいタイミングで来られて最高です」
秘境の春を堪能する人たちの中にはデンマークから来たというカップルも!
なんと、先ほど彼からプロポーズを受けたばかりだといいます。
カップル「結婚式(プロポーズ)を聞いていました。ここで」
記者:いま?
カップル:「いま」「だから…イエス」
記者:わーお!
カップル:「愛してるね?」「愛してる」
県内でもソメイヨシノが満開を迎えるこの時期、屋久島の秘境でもピンク色の山桜と新緑に包まれて、春を謳歌する人々の姿がありました。