2025年2月に鹿児島地方裁判所・家庭裁判所の新たな所長となった中園浩一郎所長の着任会見が開かれました。
中園浩一郎所長は福岡県出身の58歳。
これまでに福岡地方裁判所や東京高等裁判所の判事などを歴任し、2月20日付けで鹿児島地方裁判所・家庭裁判所の所長に着任しました。
中園所長は「裁判所にとって大切なのは国民から信頼される判断をすること」とした上で、職場の環境整備とともに、裁判手続きのデジタル化にも積極的に取り組んでいく考えを示しました。
鹿児島地裁・家裁 中園浩一郎所長
「デジタル化技術を活用することによって、利用者の利便性を向上させるとともに、裁判事務の合理化、効率化を図り、裁判所の有するマンパワーを適切に配置するなどして、一層裁判の質の充実、迅速化を推し進め、裁判の目的をよりよく実現していきたい」
また、裁判員裁判制度については審理期間の長期化や裁判員候補者の辞退を課題として挙げ、「司法手続きの参加は意義のあること」として丁寧に説明する機会を増やす考えを示しました。