ズラリとつぼが並んだ鹿児島県霧島市の壺畑で、黒酢の春仕込みが始まっています。

屋外のつぼで作る独自の製法が200年以上受け継がれている霧島市の黒酢。

約5万2000個にのぼるつぼを持つ坂元醸造では、春の仕込み作業が始まっています。

2025年は、福山酢や壺酢など様々な呼ばれ方をしていたお酢が、「黒酢」と命名されてから50年の節目。

職人たちはつぼの中に米こうじと蒸した米、地下水を入れ、最後にふたをするように米こうじをふる一連の工程を、一列になって手際よく進めていました。

坂元醸造 醸造技師・原野洋和さん
「つぼ畑が目の前に広がっているので、黒酢の香りと一緒に仕込み風景も楽しんでもらえたら」

黒酢の春仕込みは6月末まで行われるということです。

鹿児島テレビ
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