吉本興業に所属する複数のお笑い芸人がオンラインカジノに関与したとして捜査を受けていた問題で、警視庁はお笑い芸人6人を賭博の疑いで書類送検する方針を固めた。

捜査関係者によると警視庁が書類送検の方針を固めたのは、吉本興業所属の人気お笑い芸人、「ダイタク」の吉本大さん(40)、「ダンビラムーチョ」の大原優一さん(35)ら合計6人。

6人は、スマートフォンでオンラインカジノサイトの「スポーツベットアイオー」にアクセスし、違法に金をかけて賭博をした疑いが持たれている。

警視庁はこれまで吉本興業所属の複数の芸人に任意で事情聴取をして捜査を進めていて、6人の中には、最高で約5000万円を賭けていた芸人もいたという。

吉本興業は2025年2月、ウェブサイトで「弊社所属の複数のタレントがオンラインカジノを利用し違法な賭博行為をしたとして、捜査当局の事情聴取を受けるなどしており、関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけしていること、また、ファンの皆様に大変ご心配をおかけしていること、心からお詫び申し上げます。捜査に全面協力すると共に、外部の弁護士を交え、タレントに対して複数回にわたるヒアリングを実施するなど、事実関係を調査しており、各タレントとも今回の問題について真摯に向き合っているところでございます。最終的な処分等は、捜査の結果等を踏まえることになりますが、事実関係が確定し、様々な判断が決するまでは、関係各所及び本人とも協議の上、順次、芸能活動を自粛させていただいております」などとコメントを出し、一部の所属タレントの活動自粛を発表していた。