4月13日の開幕まであと11日となった大阪・関西万博。
企業パビリオンや、オフィシャルストアなどが続々と公開されている。

■NTTのパビリオンに「Perfume」現る
通信キャリア・NTTが出展するパビリオンに現れたのは、人気ユニット・Perfume(パフューム)だ。
Perfumeの3人:
「かしゆかです」「あーちゃんです」「のっちです」「3人合わせてPerfumeです」
実は彼女たちがいるのは、会場から20キロ離れた吹田市の万博記念公園。
遠方で行われているライブを、ほとんど遅延がない状態で見ることを可能にしたのは、NTTのIOWN(アイオン)技術。
開発中の超高速大容量通信で、5Gの約40倍の速度でライブ映像を送っている。

あ~ちゃん:振動が本当に体に伝わってくるけん、Perfumeという乗り物に乗ってるみたい。
かしゆか:アトラクションのような。
開幕後は、きょう2日に収録した映像を楽しむことができる。

■ドクドクと拍動する「iPS心臓」
そして、鉄腕アトムが目印のパソナグループのパビリオン。未来の医療技術などを展示する内部が初めて公開された。
中でも目玉は…。
ブラックジャック:そこにある『iPS心臓』を見てごらん。

iPS細胞から生まれた3.5センチほどの心臓。実際の心臓と同じ機能ではないものの、人の体温に近い培養液に浸すことでドクドクと拍動する。
手がけたのは、大阪大学の澤芳樹特任教授。
大阪大学 澤芳樹特任教授:僕の後を継承してくれたら、50年後には実現するかな。(展示することで)子供たちにそういうインパクトを与えたい。
そんな未来の心臓を装備し、生まれ変わった「ネオアトム」が案内してくれる。

■人の動きと全く同じ動きをする“コピーロボット”
またこちらには、人手不足解消の救世主になるかもしれない新型ロボット。特殊なアームとメガネを装着すると…。
記者リポート:私はロボットと同じ景色を見ています。下を見ると(ロボットの手元に)コップがあります。つかんでみると、コップを持ち上げることができました。
特殊な機器を通して人の動きと全く同じ動きをするという、まさにコピーロボットだ。
実用化すれば、人手が不足する介護施設などでの高齢者へのサポートに期待されている。

■「ミャクミャク」いっぱいオフィシャルストア
一方、こちらはどこを見ても、ミャク、ミャク、「ミャクミャク」でいっぱい。
東西のゲートのそばに、百貨店などが出店するオフィシャルストアが4店舗登場する。
記者リポート:JR西日本の店舗では、こちらのグッズを購入すると限定のICOCAをもらえます。

お土産にも喜ばれそうなグッズの数々。来場者限定の通販サイトも開設するということだ…ミャク!

(関西テレビ「newsランナー」 2025年4月2日放送)