南海トラフ巨大地震の国の被害想定が13年ぶりに見直され、富山県内では前回発表の最大震度5強が5弱に引き下げられました。

南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループの発表によりますと、南海トラフ巨大地震が発生した場合、国内で最大29万8千人が死亡し、1230万人の避難者がでる想定となっています。

県内では最大震度5弱の揺れがあるとされていて、前回発表の最大震度5強から引き下げられました。

また最悪の場合で、死者やけが人、建物の全壊焼失などの数値は示されず、「わずか」であるとされています。

その一方で、発生直後県内で断水の影響を受ける人は800人と推計され、発生から1週間後の避難者は60人に上るとされています。

県は「地震や被害が想定通りになると限らず、引き続き防災や減災対策への取り組みを進めていきたい」としています。

富山テレビ
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