国民民主党の榛葉賀津也幹事長は28日の記者会見で、4月1日で発足から半年を迎える石破政権について、「腰が定まらないね」と評価した。
榛葉氏は、「リーダーというものは、決断と責任の取り方だ」と強調。
そして、「(去年10月に首相就任後)石破首相は、予算委員会も開かずに衆院の解散を選んだ。衆院選で公認候補でもない方々に2000万円を配る判断をした。そして、国会が始まった後は、重要政策である高額療養費が衆参で変わった」と指摘し、「いかに政府・与党の体制が安定していないかという証左ではないか」と述べた。
さらに、年金制度改革法案の国会への提出が遅れていることや、石破首相が新人議員に商品券を配った問題をあげ、「政治判断が功を奏していない」と苦言を呈した。
また、榛葉氏は、「『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』と言った人がいるけど、今の自民党は蕎麦屋を守れてないんじゃないの。どんどん蕎麦屋さんがなくなってるよね」と指摘。
その上で、「故郷を守ってきた保守、普通の国民から、野党であっても国民民主党を支持しようという動きが確実に広がっている。私も実感している」と強調した。