自民党と立憲民主党の参院幹部が28日、国会内で会談し、2025年度予算案について、31日に参院の予算委員会と本会議で採決を行う方針で合意した。これにより参院での可決後に直ちに衆院に回付されて再議決され、31日中に予算が成立することが固まった。
立憲民主党は採決に応じる条件として、自民党派閥の政治資金問題に関する旧安倍派幹部の参考人招致を求めていたが、自民党が、自民党の参院幹事長を長く務め、現在は衆院議員に転じている世耕元経産相を参院予算委員会に参考人招致する議決を行うことに応じ、これを受けて立憲側が31日の採決を容認した。