海外からの武力攻撃など有事を念頭に、政府は先島の住民およそ11万人を6日間かけて、九州や山口県などに避難させる計画を初めて公表しました。
林官房長官:
沖縄県の訓練上の想定で避難者の受け入れ先としている九州山口各県におきまして、受け入れにかかる初期的な計画が本日公表され政府においてもこれらを取りまとめて公表したところでございます
政府が発表した計画では、先島5市町村の住民およそ11万人を、6日間かけて民間のフェリーや航空機を使って九州7県・山口県の合わせて32の市や町に避難させます。
受け入れ先となるホテルなどを対象にとったアンケートでは、食料の不足が懸念されているとして不足が生じた場合は災害協定を活用し、事業者などから調達するとしています。
計画の発表を受けて玉城知事は「各県が積極的に取り組んで頂いたことについて感謝申し上げる」「住民避難については地元住民からの不安の声もあることから、国において地域の方々の懸念を払拭するための丁寧な説明が必要」とコメントしています。