証言や写真とともに戦前から戦後初期にかけての首里のまちを振り返る展示会が首里城公園で開かれました。

まちの記憶展は地図や空中写真、住民の証言などから首里のまちの変遷や歴史をたどるもので、首里まちづくり研究会と琉球大学工学部の清水肇教授が合同で開きました。大中町では沖縄戦の最中に米軍が軍用道路建設のため、大規模な砕石工事が行われたということです。

▽琉球大学工学部工学科 清水肇 教授:
ぬかるみの中を戦車が走るという話がよくあるんです。そこに石を敷き詰めて戦闘可能にしなきゃいけない。そのための石は首里からいっていた。

砕石の跡地にできたのが首里劇場や首里プールでした。

▽訪れた人は:
首里城の復元とともにまちを知りたいと思ってきょうはとても勉強になりました

▽訪れた人は:
色々と変遷していますので首里の勉強をしていますが、きょうはとても良い展示会だと思います

清水教授は今後、戦後まもない頃の首里について証言を多く集めていきたいと話していました。

沖縄テレビ
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