アメリカ軍による中東での攻撃計画をやりとりした政府高官のグループチャットに記者が誤って招待されたことをめぐり、ウォルツ大統領補佐官は「全ての責任は私にある」とした上で、機密情報が事前に共有された疑惑は否定しました。
ウォルツ大統領補佐官:
全ての責任は私にある。グループを作成した。私の仕事は、すべてが調整されていることを確認することだ。
ウォルツ氏は25日、FOXニュースのインタビューで、政府高官らがやり取りしたアプリのグループチャットに誤って記者が招待されたことを「恥ずかしいことだ」と述べた上で、実業家のイーロン・マスク氏が率いるチームが調査を行っていると明らかにしました。
ウォルツ氏は雑誌アトランティックの記者を誤ってグループチャットに招待したとされていますが、自身の携帯番号に、記者は登録されておらず意図的にグループチャットに潜入した可能性も示唆しています。
また、ウォルツ氏は「この男を知らない。最低のジャーナリストだ」などと記者を激しく非難し、機密情報の共有を否定しました。
ただ、記者が「安全保障上の理由から報道を控えた」とする、新たな情報を公開することについては「全てが公開されることを望んでいない」としています。
一方、トランプ大統領は25日、インタビューで、記者の招待にウォルツ氏の部下が関与していた可能性を示唆しました。
野党・民主党からはウォルツ氏や攻撃計画の詳細を共有したとされる、ヘグセス国防長官の辞任を求める声が強まっています。