石破首相は25日、公明党の斉藤代表との会談の中で、公明・国民民主両党がまとめた規制強化の案について、「自民党として受け入れるのは非常に厳しいところがある」と難色を示した。
石破首相は官邸で斉藤氏と会談し、昼食を共にしつつ意見を交わした。
終了後に記者団の取材に応じた斉藤氏によると、前日に公明・国民がまとめた企業・団体献金の規制を強化する案について、石破首相は「自民党として受け入れるのは非常に厳しいところがある」と難色を示し、「これからも歩み寄れるのか、しっかり議論を進めたい」と述べた。
また斉藤氏は、石破首相が「強力な物価高対策を打ち出す」と述べたことも明らかにし、「来年度予算が成立すれば、間を置かずに物価高対策を打ち出していかなければいけないという趣旨だと理解した」と述べた。
ただ、林官房長官は記者会見で、「石破首相の発言は、新たな予算措置を打ち出すということを述べたものでない」として、「今年度の補正予算や来年度予算案に盛り込んだあらゆる政策を総動員し、物価高の克服に取り組んでいくという決意を述べたものだ」と説明した。