2024年2月、新石垣空港で気象観測所の所長が酒を飲んだ状態で気象観測を行っていたことがわかりました。気象庁は事故につながる恐れがあったとしています。

石垣航空気象観測所は気象庁から委託を受けて航空機安全運航支援センターが空港の気象観測などを行っています。

気象庁などによりますと2024年2月、夜間に緊急搬送事案が発生した際69歳の男性所長が酒を飲んだ状態で車を運転して出勤し、気象観測業務にあたっていました。

センターは男性所長を戒告処分としましたが気象庁に報告せず、気象庁は2024年10月に外部からの情報提供で事案を把握したものです。

観測データに問題はなく航空機の運行に影響はありませんでしたが、気象庁は「事故につながる恐れがあり今回の事態を重く受け止めている」とコメントしています。

航空機安全運航支援センターは「事案に対する認識が不十分だった」として、夜間の勤務体制を見直しやアルコールチェックを導入したということです。

沖縄テレビ
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