石破首相が新人議員に10万円分の商品券を配ったことを巡り、23日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演した自民党の片山さつき元地方創生相は、自身の初当選時に同様のことは「なかったかと思う。記憶にはない」と述べた。
片山氏が衆院で初当選したのは、小泉純一郎氏が首相だった2005年のいわゆる「郵政選挙」で、自民党から83人の新人議員が誕生した。
片山氏は、商品券を受け取ったことがあるか問われると、「私は新人時代が『小泉チルドレン』という、いまだかつてない状況で、かつ新人になって日を置かずに政務官にもなったから、そういう状況ではなかったかなと思う。記憶にはない」と述べた。
一方、今回の問題について「今、あらゆる局面で『ご苦労さま』で10万円を配れる局面はないし、配ろうという企業カルチャーもない」と指摘。
その上で、「かつてどうだったではなくて、今、これをやってはいけなかった。『これから未来永劫こんなことをやめようね宣言』を、首相として、総裁としてするという類の話かなと思う」と述べた。