4月、万博の開催前に実施されるリハーサル「テストラン」について、複数の海外パビリオンが建設の遅れにより参加を辞退する方針であることが、関西テレビの取材で分かった。

大阪府・市と博覧会協会は、4月4日から3日間、大阪・関西万博の会場に府民4万人を無料招待して試験的に運営するリハーサル「テストラン」を実施する。
参加者は本番と同じようにパビリオンに入って、展示の観覧やイベントの体験などをすることができる。

■海外パビリオン42館のうち「使用許可」は2館
しかし、関係者によると複数の海外パビリオンが、開幕まで完成しない可能性があり、工事を優先させるために「テストラン」への参加を辞退する方針であることが分かった。

参加国が独自で建設する42館の海外パビリオンをめぐっては、外観の完成を意味する「完了証明」が交付されたのは12館、このうち来場者を迎えられる状態であることを示す「使用許可」が交付されたのは2館のみ。

すべてのパビリオンが開幕時に建設を終えているか見通しが立たない状況だ。
(関西テレビ 2025年3月19日)