アメリカ・コロラド州のデンバー国際空港で13日、テキサス州へ向かう旅客機がエンジントラブルを起こして緊急着陸した後、突然出火した。機体には乗客172人と乗員6人がおり、スライドを使って脱出した。アメリカでは2025年に入ってから、航空機を巡る事故が相次いでいる。

突然のエンジントラブル…空港へ緊急着陸

アメリカ・コロラド州のデンバー国際空港で、現地時間13日午後5時過ぎ、旅客機事故が発生した。黒い煙が立ち上り、真っ赤な炎が機体の下から噴き出している。

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テキサス州に向かっていた乗客172人乗員6人を乗せたアメリカン航空の旅客機にエンジンの不具合が発生したため、コロラド州にあるデンバー国際空港に緊急着陸した。

煙で辺り一帯は真っ白になっている
煙で辺り一帯は真っ白になっている

旅客機は着陸後、搭乗口まで移動していたところで突然エンジンから出火し、火災が発生した。機内から避難した乗客が撮影したとみられる映像には、エンジンから噴き出した白い煙が広がり、辺り一帯が真っ白になる中を乗客が避難する様子が映っていた。アメリカで、航空機事故またしても起きた。

相次ぐ航空事故…当局が原因究明急ぐ

2025年1月には、アメリカの首都ワシントン近郊で乗客乗員64人を乗せたアメリカン航空の旅客機と、軍のヘリコプターが衝突し墜落した。

記者:
旅客機とヘリが衝突し、墜落した現場近くに来ています。今も川の上では赤色灯が光っているのが確認できます。懸命な捜索活動が行われています。

アメリカでは2025年に入って、航空機を巡る事故が相次いでいる。今回の火災は、エンジンの不具合で発生したとみられる。その後、火は消し止められ、乗客は緊急脱出用のスライドを使って避難したが、12人がけがをして病院に搬送されたという。いずれも軽傷だ。

アメリカ連邦航空局などは、事故原因を詳しく調べる方針だ。
(「イット!」3月14日放送より)

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