憧れの田舎暮らしのはずが、新たな建築トラブルの情報が「イット!」に寄せられた。
「住みたい田舎ランキング」9年連続で首都圏の1位、千葉・いすみ市に移住し、住宅を購入した人から、またもや“雨漏りトラブル”の報告があった。
“夢の移住”でマイホーム購入も…
被害を訴える女性:
このサッシのところ、雨漏りですね。

実際の雨漏りを捉えた映像をみると、雨がサッシの隙間から入り込み窓枠に水がたまっているのが分かる。さらに、トイレの換気扇からも雨漏りし、壁に跡が残ってしまっていた。
被害を訴える女性:
仕事から家に帰ってきて、玄関・部屋・トイレが水浸しというのはあったので、とてもびっくりした記憶がある。

問題の住宅があるのは、太平洋に面し豊かな自然に囲まれた千葉・いすみ市。都心へのアクセスも良いことから、「住みたい田舎ランキング」では9年連続で首都圏の1位を守り続けている。
7年前に夢の移住先として、この住宅を購入した40代の女性はサーフィンが趣味だったが…。
被害を訴える女性:
正直、3年くらい精神的に病んで、サーフィン3年できなくなっちゃったので…。
天井裏に「壁の隙間」…専門家「造りそのものが問題」
移住での建築トラブルは、先週「イット!」が放送した別の家でも起きていた。

大雨のあとには、まるでベランダの前に湖が広がっているような状態になるなど、建築トラブルが次々と判明していた。
今回の一軒家も同じ地元の建設会社が施工したものだ。住民の女性は当初、雨漏りなどの修繕を建設会社に頼んだが、対応に納得がいかず、別の会社に修繕を頼むようになったという。

しかし、その際にも新たな不備が判明。天井裏で見つかったのは壁の隙間だった。外の光が差していて、今も雨漏りのリスクは残されたままだという。

実際に今回の住居を見た日本建築検査研究所の1級建築士、岩山健一氏は、「外壁が非常に安っぽい木材で造られていて、造りそのものが問題だと思った」と指摘する。
建設会社側は番組の取材に対し、不備があったことは認めたうえで、“修繕についてはちゃんと対応した”としている。
(「イット!」3月12日放送より)