普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り、沖縄防衛局は新たにうるま市の石油基地から埋め立て土砂の運び出しを始めました。
普天間基地の名護市辺野古への移設工事を巡り、埋め立てに使用する土砂がうるま市平安座島の石油基地に停泊する作業船に積み込まれる様子が確認されました。
沖縄防衛局はこれまで宮城島で採取した土砂を中城湾港から運び出していましたが、4日、沖縄県に対して平安座島の石油基地の桟橋から搬出すると伝えていました。
桟橋の使用について防衛局は、「ダンプカーの走行ルートや作業船の航行ルートが短くなり、周辺住民の生活環境に配慮できる」としていますが、工事を加速させる狙いがあると見られます。
県は、輸送ルートの変更は埋め立て変更承認の留意事項に基づき県の承認が必要としていますが、防衛局は「輸送ルートは概ねであり変更申請は必要ない」との見解を示しています。