横浜市の公園で2024年12月25日、小学生2人がベンチに置いたNintendo Switch2台とゲームソフト7点が盗まれた。被害者の1人が110番通報し、鴨志田真也(48)容疑者が逮捕された。男は「水汲みオジサン」と呼ばれていて、盗んだゲーム機を買い取り店で売却した際に提示した運転免許証が逮捕のきっかけになったという。
クリスマス当日に子どものゲーム機が盗まれる
13日午前9時頃、神奈川・鶴見署でカメラが捉えたのは、窃盗の疑いで逮捕された自称アルバイト、鴨志田真也容疑者(48)だ。

鴨志田容疑者は、子どもたちの宝物を盗んだ疑いが持たれている。
事件は2024年12月25日、横浜市鶴見区内にある公園で起きた。ベンチに置いてあった子どもたちのゲーム機などが盗まれたという。
被害に遭ったのは小学4年生と2年生の男子児童。2人は事件発生直前、家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」2台とゲームソフト7点を公園のベンチに置き、友人と鬼ごっこをしていた。

しばらくして公園に現れた鴨志田容疑者が、ゲーム機などを持ち去っていったという。
たまたま目撃した女性がその様子を子どもたちに伝えると、これを聞いた4年生の男の子が「ゲーム機が盗まれた」と110番通報。一方、2年生の男の子はその場で泣き崩れたという。
逮捕のキッカケは運転免許証の提示
実は、被害品には事件当日にクリスマスプレゼントで貰ったばかりのソフトや、誕生日プレゼントが含まれていたのだ。

現場の公園で頻繁に水を汲んでいたことから、一部で「水汲みオジサン」と呼ばれていた鴨志田容疑者。鴨志田容疑者を知る人は「バイトが長く続かず、転々としてる様子だった」と話す。
警察によると、鴨志田容疑者は事件発生から約30分後、近くの買い取り店に現れ、盗まれた物と同じゲーム機などを持ち込み、数万円で売っていた。

またその際、運転免許証を提示していたということも逮捕のきっかけとなったという。
調べに対し鴨志田容疑者は「盗みました。最近のゲーム機が買い取り店で売れるか試したかった」と話し、警察は犯行の詳しい経緯を調べている。
(「イット!」2月13日放送より)