「焼き肉のマチ」として知られる北見市。
1月には注目の新店がオープンしたほか、2月7日には人気の「焼き肉まつり」も開催されるなど、盛り上がりを見せている。
北見市に『焼肉きんぐ』オープン
肉汁をしたたらせ、ジューシーに仕上がった肉。

1月、北見市に人気焼肉店が初出店した。

「潔く『肉』と書かれたのれん、開店祝いの花がずらりと並んでいます。名店が多い焼き肉のマチ・北見市に『焼肉きんぐ』が上陸しました」(沼田海征 記者)

「焼肉きんぐ」は、3種類の食べ放題のほか、「きんぐカルビ」など「五大名物」を売りに、主にファミリー層をターゲットにしたチェーン店だ。

札幌市内の4店舗を含め、北海道内に10店舗を展開している。
「出店すると決まった日から楽しみにしていました」
「子どもが食べられるものが多くてよかった」
「さっき食べたきんぐカルビおいしかった」(いずれも客)
“北海道ナンバーワン” 焼き肉のマチ・北見市
焼き肉のマチとして知られる北見市。
店は約70店あり、地元の観光協会によると、人口当たりの数字としては「北海道ナンバーワン」だ。

北見市内にある別の焼肉店。
平日にもかかわらず、多くの客でにぎわっていた。
北見といえば、「豚ホルモン」と「牛サガリ」が定番だという。

豚ホルモンは塩コショウをふり、牛サガリは北見の特産である玉ねぎを加熱せずにふんだんに使用した生ダレで食べるのが「北見流」だ。

実際に食べてみると。
「いただきます。ちょうどいい脂と肉のうまみが感じられて、おいしいです」(沼田記者)

「北見は総じてどこに行ってもおいしい」(客)
「(ホルモン)苦手なんですけど、板門店のホルモンだけ食べられます」(客)
さらに、この店では、目玉焼きに秘伝のタレを絡めた「目丼」も大人気。

まさに店の「目玉」となっている。
物価高の影響大きく 悩みの種に
しかし、店には悩みの種もある。
「高くならないものはないかなという感じ」(板門店 店主 阪元幸子さん)

物価高の影響が重くのしかかっている。
1年前に比べて「牛サガリ」は3割、「ホルモン」は2割、「コメ」は2倍近くも高騰。

光熱費の高騰も追い打ちをかける中、それでも客のために、値段は据え置いたままだ。
「今は(店は)値段上げづらいですよね。外食控えちゃうじゃないですか。安いと助かりますけど作っている人もいる。なるべく上がらないでほしい」(阪元さん)
懸命な企業努力で支えられている「焼き肉のマチ」北見市。

2月7日には、人気イベント「北見厳寒の焼き肉まつり」が開催され、さらににぎわいを見せそうだ。