中学校の部活動の地域移行にむけ、長野県教委は指導者を募り、リスト化を進めています。指導者は600人程度、必要とされていますが、登録はまだ230人ほどと少なく、5日朝は教育長も街頭に立ち協力を呼びかけました。
県教委・武田育夫教育長:
「中学生の部活動にご協力ください」
長野駅前で通勤客などにチラシを配る県教委の武田育夫教育長。呼びかけたのは、部活動の地域移行への協力です。
地域移行は、少子化への対応や教員の働き方改革として中学校の部活動を地域のクラブや団体に移す取り組み。2025年度末までの3年間が推進期間で、各地で準備が進められています。
その中で、大きな課題となっているのが指導者の確保です。
県教委は、クラブと指導者を結びつけようと2024年11月から、指導可能な種目や地域を登録する「地域クラブ活動指導者リスト」を作り、登録者を募っています。
県教委は最大600人ほどは必要と見ていますが、4日時点の登録はおよそ230人とまだ開きがあります。しかも長野、松本など都市部に偏っており、県教委は引き続き広く協力を求める方針です。
県教委・武田育夫教育長:
「登録者230という数字は、そんなに悲観する数字ではないと思っています。これから周知、お願いの幅を広げて目標に達成できるように努力したい」