長崎市南部の野母崎地区で、18日から「のもざき水仙まつり」が開催される。 しかし主役の「水仙」に異変が起きている。
雪の重みで花が傷んだ水仙
イベントのメイン会場となる長崎市野母崎地区の「水仙の丘」。

例年のこの時期は一面が水仙の白い花で埋め尽くされ、甘い香りが漂っている。

イベント前日の17日に会場を訪れると…花はまばら。枯れてしまった水仙が目に留まる。根元から折れた水仙も。現在の開花状況は2~3割程度。その理由は、先日の積雪だ。

先週の時点で咲き始めた花があったものの、雪の重みで花が傷んで枯れてしまったり、根元から倒れてしまったのだ。
夏の暑さで「花芽」しない球根も
水仙の異変は他にもある。

夏の暑さと少雨の影響で花芽がつかず、花が咲く見込みがない球根が例年と比べて多いという。

夏の暑さと年明けの雪に耐え残った花芽たちが、これから1週間ほどかけて開花するとみられる。1月末から2月初旬にかけて見頃を迎えるということだ。
かおり風景百選に選定 軍艦島も
「のもざき水仙まつり」は1月18日から2月2日まで開催される。「かおり風景百選」 にも選定され、1000万本の水仙の甘い香りと潮の香りを同時に楽しめる。

敷地内には恐竜博物館があり、間近には世界遺産の軍艦島も望めるという観光スポットだ。
まつり期間中はスタンプラリーなどのイベントのほか、毎週日曜日には水仙の花束のプレゼントも予定されている。
(テレビ長崎)