8年前、保育園児を暴行し死亡させた罪に問われた元保育士の女性に対し、横浜地裁は無罪判決を言い渡しました。

元保育士の嘉悦彩子被告(49)は2017年4月、神奈川・平塚市の私立認可保育園で、当時1歳だった柳田彩花ちゃんの頭に暴行を加え、死亡させた罪に問われています。

これまでの裁判で、嘉悦被告は「けがをさせていません」と一貫して無罪を主張していましたが、検察側は「後頭部に強い力が加わったことによる、くも膜下出血などで死亡した」などとして懲役10年を求刑していました。

16日に行われた裁判員裁判の判決で、横浜地裁は「検察側が証人とした解剖医の証言は合理的とは言えず有罪とする根拠はない」として、嘉悦被告に対し、無罪判決を言い渡しました。
(「イット!」1月16日放送より)