日本時間16日朝、石破首相に先立つ形で、アメリカのトランプ次期大統領と面会したことが明らかになった。
トランプ氏の私邸で夕食会に出席
黒のドレス姿で笑顔を見せる、安倍晋三元首相の妻・昭恵さんが、日本時間の16日アメリカのトランプ次期大統領とメラニア夫人が主催したフロリダ州の自宅での夕食会に出席した。

メラニア夫人のSNS:
安倍昭恵夫人を、再びマールアラーゴでお迎えできたことを光栄に思います。私たちは彼女の亡き夫、安倍元首相をしのび、その素晴らしい功績をたたえました。
FNNのカメラは、この前の日、アメリカに到着した昭恵さんをキャッチした。

記者「安倍さん、トランプ氏との会合はどのような感じになりそう?」
昭恵さん「…」
記者「(石破)首相からメッセージは預かった?」
昭恵さん「…」
記者「アメリカ国民に伝えたいことは?」
昭恵さん「…」
質問には答えなかったが、カメラに向かって笑顔で手を振る様子も…。

夕食会の場所は、フロリダ州にある、トランプ氏の私邸「マールアラーゴ」だ。
トランプ氏の自宅に続く橋の上は、警察が厳重に警備していた。

そして次期大統領のトランプ氏を乗せたとみられる15台以上の車列がマールアラーゴに戻ってくると、万が一の事態に備えてか、警察や救急車も見られた。
さらに沿道には、熱心なトランプ氏の支持者が声を上げる姿も見られた。
石破首相より先にトランプ氏と面会した昭恵さん
石破首相が、5分の電話会談をしたのみのトランプ氏と面会をした昭恵さん。

南米外遊中に模索したものの、実現しなかった石破首相よりも先に面会したことについて、政府内からは、「石破首相が嫌いだから昭恵さんに会うとか、昭恵さんを外交ルートにしたいとか、そこまではトランプ氏はさすがに考えていないはず」と話す。

また、別の政府関係者は「トランプ氏の対日認識が深まることは歓迎、という感じじゃないかな」としている。

安倍元首相が、トランプ氏との関係作りで重ねた“ゴルフ外交”について…、

石破首相はかつて、「国益とは何だ、ということ。お世辞やおべんちゃら言うのではない。友情は大切です。しかし、それと外交は別だ」と、“ゴルフ外交”をけん制していた。
昭恵さんに先を越された形となった石破首相。
いつ、トランプ氏と会うことができるのか。
(「イット!」12月16日放送より)