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部活動やアマチュアスポーツの運営には活動資金が必要となりますが、従来では部員からの部費徴収やOBなどからによる寄付に頼っている現状がありました。

しかし、少子化による部員減少などにより活動資金も集めることも難しくなりつつあります。


この課題解決に向けて「動画配信を活用した新たな部活動支援」の形による札幌国際情報高校吹奏楽部(以下、SIT Band)のみなさんと取り組んでいる定期演奏会の有償配信(https://sitband.zero-stream.jp/)に関する実証についてご紹介いたします。

<SIT Bandプロフィール>

​札幌市北区にある道立進学型専門学科集合高校の、北海道内最大の吹奏楽部/バンド。「吹奏楽部」として校内および高文連・官公庁主催行事での公演を行い、後援会主宰の「SIT Band」としてゲストライブや自主ライブの開催・公演を行う。この二面性で、昨今の学校部活動の活動制限と地域移行に先行して対応し、盛んな活動を行っている。様々な演奏依頼をいただき、年間約120公演を実施している。



この実証が計画されて、実施されるまでの約1年間の取り組みについて、SIT Bandの村上さんと、実証のサポーターを務めたのどかサポート合同会社 栗城との対談にてお話を伺いました。

<対談者プロフィール>

写真左:

村上 結奈(むらかみ ゆいな)

札幌国際情報高校2年

SIT Band31期バンド キャプテン

パーカッションパート担当。本年8月に約90名を率いるキャプテンに就任。

大人数を率いているため、全メンバーのことを常に意識している。全てのライブを成功させるために奮闘中。


写真右:

栗城 和也(くりき かずや)

のどかサポート合同会社代表社員

ITコーディネータ/DX認定サポータ

地方公共団体及び中堅・中小企業におけるデジタル化/DX推進に関する

伴奏型支援を行う、デジタル化/DX推進に関する「ホームドクター」として

活動中。



- SIT Bandは他の吹奏楽と活動内容が異なっていますよね?

村上:はい。私たちSIT Bandは「競わない吹奏楽部」として、「たくさんのお客様に  

   笑顔と元気をお届けすること」にモチベーションを求めています。「ダンプレ

   (Dancing & Playing の略)」という、踊りながら演奏する北海道発祥の

   演奏スタイルで活動しています。


- 私は2023年秋のイベントで初めてダンプレを見て衝撃を覚えた記憶があります。

村上:ありがとうございます。札幌市北区の区民フェスティバルでの出演の時

   でしたよね。


- この時にダンプレを調べてみたところ北海道発祥ということがわかりました。

村上:2008年に北海道池田高校で生まれたダンプレは、SIT Bandでは2013年秋に

   導入されました。お客様に来ていただくのではなく、私たちがお客様の

   ところに伺って演奏することを基本理念としています。


- 活動予定を拝見します、かなりの数の公演をされていますね。また、最大150人の 

  部員となりますと、様々な備品の維持費や練習会場の確保も大変なのでは

  ありませんか?

村上:年間約120公演もありますし、楽器のメンテナンス費、校外での練習費用、

   演奏会場費用、練習環境の整備費用など活動にかかる費用負担は小さく

   ありません。過去にはクラウドファンディングによる備品購入プロジェクト

   などにも取り組んだことがあります。


- クラウドファンディングをされていたことを知り、何かお手伝いできないかと

  考え、定期演奏会の有償配信という形で「動画配信を活用した新たな部活動

  支援」をご提案させていただきました。

村上:このお話自体は、1つ上の先輩の代から引き継いでおりますが、定期演奏会を

   有償配信することで私たちの活動を幅広く知っていただけるのであれば、

   挑戦する価値があると聞いておりました。


- 私もサポーターとして環境構築(動画配信プラットフォームや決済システムの

  調達など)のご支援をしましたが、最も大変だったのは著作権の扱いでした。

村上:私も栗城さんから伺って初めて、海外の楽曲を配信することの大変さを

   知りました。手続きが複雑で、なおかつ許諾の回答が得られるまでに

   長期間かかる…本当にありがとうございました。


- 様々な準備を経て、本年9月より第31回定期演奏会の有償配信にこぎつけることが

  できました。

村上:ありがとうございました!この演奏会も2,000人以上のお客様に楽しんで

   いただき、素晴らしい演奏会になりました。演奏会ではメインダンサーを

   つとめた曲もあり、とても良い思い出で、今でも昨日のことのように

   思い出されます。


有償配信でご購入いただいた代金のうち、必要経費以外は全額SIT Bandの活動

  費用として支援させていただく予定です。

村上:定期演奏会まで足を運ぶことが難しいお客様にもご覧いただけるのは本当に

   ありがたいですし、さらに活動費としてご支援いただけるとのこと、

   ありがたい気持ちでいっぱいです!


- 今後もSIT Bandのみなさんのご活躍を祈っています。

村上:ありがとうございます。これからもお客様の笑顔と元気のために、全力で

   頑張ります!


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【補足情報】

SIT Band第31回定期演奏会有償配信について

https://sitband.zero-stream.jp/

上記URLにアクセスいただきますと本年3月に開催されましたSIT Band第31回

定期演奏会の全編を1,100円にてご視聴いただくことができます。


本実証で利用したサービスなどについて

映像配信プラットフォームは株式会社仙台放送が提供している「Zero Stream(ゼロストリーム)」を利用し、会員登録及び映像配信を行っています。

また、「Zero Stream」は、株式会社ゼウスが提供している決済代行サービス「ZEUS」を導入しており、クレジットカード決済をセキュアな環境で行っています。




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