東京・葛飾区で9日、住人が自宅を不審な男に撮影される事件があった。
男は、家から少し離れた場所に車を止め、カメラのようなもので家を撮影していた。
専門家は、「強盗の下見とみた方がいい」と警戒を呼びかけている。
「ピンポイントで撮影してた」自宅を撮影する謎の男
東京・葛飾区の南水元で9日午後5時半ごろ、カメラがとらえたのは、住人が不安を感じた謎の人物の行動だった。

男は、家から少し離れた所に車を止め歩いてくると、家にカメラのようなものを向けた。
そして移動すると、別の角度からも撮影をしていた。

住人は、「知らない方が突然車で来て、ピンポイントでうちを撮影してた」と当時の状況を語った。
この謎の人物の行動を見て、 住人の頭をよぎったのは「闇バイト」の強盗だ。
住人は、「闇バイトの強盗がある。これは下見に来たんだなって。ビクビクしてます、今も」と不安を口にした。
映像を見た元警視庁刑事・吉川祐二さんは、「強盗の下見とみた方がいい」と指摘した。

家の撮影というのは、強盗が準備を進めるステップの1つだという。
まずは、狙う家を特定し、資産状況などを調査し、次に実際に家のインターホンを押し、在宅時間などを確認。
その後、現場の下見で写真を撮影し、そして実行という流れだ。
専門家「非常に危険な状態」
今回は、近所の人が写真を撮る人物に気がつき住人に知らせたため、すぐに警察に通報した。

元警視庁刑事・吉川祐二さんは「(通報されたことで)トラブルが発生したということで、犯行を見合わせるということが十分に考えられます。下見が行われたということであれば、非常に危険な状態である。警戒を続けていく必要がある」と注意を促した。
(「イット!」 11月20日放送)
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