紅茶をもっと楽しめる方法は?
家での時間が増えた今、家事などの合間のティータイムをもっと充実させたいと考えている人もいるのでは?
意外と知らない基本の入れ方やおいしくなる秘訣やアレンジ方法など、紅茶をもっと楽しめる方法を紹介する。
今回、紅茶の魅力を教えてくれるのは、ティータイムスタイリストの柴田麗麗(りり)さん。
柴田麗麗さん:
紅茶でおうち時間をランクアップさせましょう

紅茶教室「リリーズティー」を開き、多くの人に紅茶の魅力を伝えている。
20年間、毎日欠かさずティータイムをしているという柴田さんに楽しみ方を教えてもらった。
梅島三環子アナウンサー:
まず基本的な紅茶の入れ方ですけれども、お湯を注ぐんですよね?
柴田麗麗さん:
茶葉とお湯さえあれば、紅茶には、なることはなるんですけれども、ちょっとしたポイントでおいしく入れられますので、きょうはそれをぜひ体験していただきたいなって思います
まずはティーポットに茶葉を入れ、お湯を注いでいく。
使うお湯は、紅茶の味を引き出しやすい沸騰直前がベスト。

おいしい紅茶に欠かせないジャンピング
そして、ここからがポイント!
梅島三環子アナウンサー:
結構、高いところから入れるんですね
柴田麗麗さん:
一気に注ぐということが、とっても大切なポイントですね

梅島三環子アナウンサー:
茶葉が舞ってますね
柴田麗麗さん:
紅茶に大切な「ジャンピング」という、対流運動のことを言うんですけれども、紅茶の味がしっかり出ている合図です
「ジャンピング」とは、お湯を勢いよく注ぐことで発生する茶葉の上下運動のこと。
ジャンピングによって茶葉がしっかりと開き、味や色が濃く、香りの良い紅茶に仕上がる。

ジャンピングのポイントは、酸素が多く含まれている水道水を使うこと。
それによって、より茶葉が開きやすくなる。
蒸らしている間、ジャンピングを眺めて癒されるのも、紅茶を楽しむ大切なポイントだという。

最後に茶こしを使って、カップにゆっくりと注ぎ入れる。
梅島三環子アナウンサー:
きれいな色ですね~! いただきます。まろやかですね。渋みが全くないですし、香りも本当、華やかで。入れ方で違うんですね
柴田麗麗さん:
茶葉のおいしさを最大限引き出してあげるには、ジャンピングはとても大切だなって思っています。今、飲んでみてどうですか? 体がポカポカしないですか?
梅島三環子アナウンサー:
しますね!
柴田麗麗さん:
紅茶自体がすごく体を温めてくれる作用があるので、夏って冷たいものを飲むことがすごく多いと思うんですけれども、体を冷やし過ぎないという。風邪予防につながります

少しの手間でオシャレなドリンクに大変身!
基本の入れ方をマスターしたら、次はアレンジ。
柴田麗麗さん:
きょうはトリプルアイスティーを作っていただこうと思います
梅島三環子アナウンサー:
トリプルアイスティー? 3層になるんですか?
柴田麗麗さん:
甘さで層になるので、一番下に置くのが一番甘いもの。その順番に入れていくだけで簡単に3層になるので、お子さんと一緒にもできますので
まず下準備として、濃いめに蒸らした紅茶に水を加え、アイスティーにしておく。
準備するものは、こちら。
・グラス(下がすぼまった形)…1つ ・アイスティー…適量 ・氷…適量
・グレナデンシロップ…20cc ・グレープフルーツジュース…30cc

一番下の層になるのは、糖度の高い「グレナデンシロップ」。この「グレナデンシロップ」を縦長のグラスに注ぐ。
シロップにふたをするイメージで氷を2個ほど入れたら、グレープフルーツジュースで2層目を作っていく。この時、氷に当てながらそーっと注ぐのがポイント。

梅島三環子アナウンサー:
あ、層になってる! 層になっていますね。きれいじゃないですか、ここまで
柴田麗麗さん:
すごくきれいです!
さらに、氷を追加する。層を崩さないように、優しく優しく入れていくのが秘訣。
最後に、3層目の紅茶を注ぐ。
梅島三環子アナウンサー:
はい完成です。層になりました。トリプルですね。ぐっとオシャレなドリンクですね。こんなオシャレなドリンクが家で簡単に作れるんですね。お客さんとか来た時に出したらオシャレですよね

少し手間を加えるだけで、オシャレなドリンクに大変身!
ほかにも、炭酸水に紅茶パックを入れておくだけでできる「ティースパークリング」や、凍らせたフルーツと紅茶をミキサーにかけて作る「ティースムージー」など、アレンジは多彩。

見た目もきれい、食べてもおいしい紅茶ゼリー
さらに、飲むだけではない、こんな楽しみ方も。
梅島三環子アナウンサー:
全部、紅茶を使ったメニューということですけれども、こちらはゼリーですか?

柴田麗麗さん:
こちらは、濃いめに入れた紅茶にお砂糖を混ぜていただいて、そのあとゼラチンを混ぜるっていう感じで、見た目もすごく紅茶の色がきれいなので。食べてもおいしい
梅島三環子アナウンサー:
涼しげで良いですよね。見た目もね

柴田麗麗さん:
簡単にアレンジができるので、ご家族で楽しんで作っていただければなと思うので、おいしさが加われば一番いいんですけれども、まず紅茶っていうのは楽しむことだと思っていますので、ぜひ紅茶時間を楽しんでください

(仙台放送)