車の中で楽しめるエンタメが続々登場。もう映画だけではない。

男性A:
こういった空間ですと安心して見られる。

男性B:
リラックスしてしゃべりながらも見られますし、コロナ対策としてはうってつけの娯楽っていう感じ。

8月22日に開催された「Do it Theater presents ドライブインシアター2020 千葉ニュータウン」。車の中で映画を楽しめ、ほかの人と接触もなく安心ということで全国各地で大人気。

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さらにいま、「車の中で楽しめる」エンターテインメントが様々なジャンルで誕生。そこで進化する「ドライブインエンタメ」新しい楽しみ方をスゴ撮する。

音楽はFM電波を通し、車内のカーステレオで楽しむ

千葉では、人気DJの音楽が楽しめる「ドライブフェス DRIVE IN FESTIVAL VOL.1」(当日チケット1万600円/車1台)が開催され、約120台もの車が集合した。音楽はFM電波を通し、車内のカーステレオで楽しむことができる。

実際に訪れている人を見てみると…

めざまし取材班:
すごい。車の中がキラキラしています。

車の中をミラーボールや電球で装飾し楽しむ人もいた。

車内で手持ちライトを振って楽しむ人もおり、それぞれのスタイルで車ならではの楽しみ方をしている。

女性:
ワイパーでレスポンスとったりするのは、普通のフェスではできないから新しいと思いました。

新型コロナウイルス対策も万全

また新型コロナウイルス対策も万全。車同士の位置も定点カメラで見てみると、ソーシャルディスタンスを守った見事な配置になっている。

さらに、フェスの楽しみのひとつ「フェス飯」はLINEを通じて注文をし、スタッフが車までお届けしてくれる。

イベントの代表者は…

ドライブインフェス主催者Afro&Co.代表 アフロマンスさん:
1回のイベントで終わらせるわけではなくて、続けていきたいですし全国に広げていきたい。

新感覚「ドライブインお化け屋敷」

ほかにも「ドライブインエンタメ」の形はいっぱい。暗い車内でなにやら身構えるお客さんたち。これは「ドライブインお化け屋敷」料金8000円(マイカー)・9000円(車なし)。今後は全国のショッピングモールなどで展開する予定。

終わったあとは、お化けたちがキレイにお掃除してくれる。

「お笑いライブ」・「プロレス」なども開催

続いては…

お笑いコンビ・和牛:
どうも和牛です。キレイですね。すごいですね。光やまぬヘッドライト。

芸人たちの「生のライブ」が車の中で楽しめる「よしもとドライブインシアター」大阪・万博記念公園で10月31日まで開催予定(料金6000円(お笑い)/車1台)

7月と8月に長野県で開催された「ドライブインプロレス」。よく見てみるとレスラーの顔には「フェイスシールド」。感染予防を徹底しながら、お客さんを楽しませている。

新しいスタイルの花火大会

8月23日に北海道で開催された「ドライブイン花火 HOKAAIDO DREAM DRIVE IN HANABI」。

全国で花火大会が相次いで中止になっている中、3密を避ける形で約400台の車が一定の距離を保った新しいスタイルでの開催にこぎつけた。

車に乗って間近で動物を見ることができる

走行する車の目の前にライオンが出てきた。ここは「富士サファリパーク」(入園料金:大人2700円 子供1500円)自分の車に乗りながら動物たちを間近で見られると最近、さらに人気になっている。

富士サファリパーク広報担当・今井啓介さん:
開園当初からおこなっている見学方法ですが、コロナウイルスの3密を避けるというところにもなり、お客様に喜んでいただいている要因かなと思います。

「ドライブインシアター」も大人気

そして、全国で楽しめるほど広がっているのは、やはり「ドライブインシアター」。週末に千葉県で開催された「Do it Theater presents ドライブインシアター2020 千葉ニュータウン」(料金8000円/車1台)

様子を見てみると…

めざまし取材班:
現在スクリーンが設置されているようです。中に空気が入る形でどんどん膨らんでいきます。

空気を入れて膨らます形でスクリーンがわずか2分で完成。このように簡単に設置できるのも、全国へ浸透した理由のひとつ。

また、お客さんが会場に入る時は感染対策のため、事前に購入したチケットの専用のコードを読み取るなど、スタッフと非接触。

そしてこの日の映画は「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」が上映。映画の音声は車内のFMラジオを指定の周波数に 合わせることで聞こえてくる。

お客さんはどのように楽しんでいるのか。その様子をスゴ撮。まず、こちらのお客さんは…

めざまし取材班:
スパイダーマンのマスクをかぶって見学しているお客さんがいます。どうですか楽しんでいますか。

子供:
はい。超楽しい。

主人公になりきって楽しめるよう、この日のためにマスクを買ったという。

また、こんなお客さんも…

めざまし取材班:
ワンちゃんがいますね。これ普通の映画館じゃできない楽しみ方ですね。

男性:
愛犬も喜んでいるはずです。

さらに、車内にカメラをつけさせてくれた4人家族のお客さんは…

子供:
スプーンかお箸どこ?

母:
その中に入っているよ。

ご飯を食べたり自由に会話をして、普通の映画館ではできない鑑賞スタイルで楽しんでいる。

そして映画が終わると、ドライブインならではの拍手方法であるハザードライトの点滅が行われた。

Do it Theater代表・伊藤大地さん:
僕たち勝手に「ハザーディングオベーション」と呼んでたりするんですけど、そういう文化が出てきていますね。みなさんが日常的にエンターテインメントを楽しめるように、常設型の施設なども作りたいと思って取り組んでいます。

(「めざましテレビ」8月24日放送分より)