能登を襲った豪雨から、10月1日で10日が経過した。
行方不明となっている14歳の中学3年生・喜三翼音さんの可能性がある女性の遺体が、福井県沖で発見された。
翼音さんの父「僕の言うことを聞いてくれたんだと…」
行方不明となっている喜三翼音さんの父・鷹也さんが取材に応じた。
翼音さんの父・喜三鷹也さん：
（Q.遺体の衣服の確認をされたと言うことですが？）
娘の服で間違いないなと思いました。よく見つかったなとそう思いました。
能登を襲った豪雨から1日で10日。
行方不明となっている14歳の中学3年生・喜三翼音さんの可能性がある女性の遺体が、福井県沖で発見された。見つかったのは、福井港から40㎞ほどの海上。
30日午後4時過ぎ、付近を通った漁船が海上保安庁に「人のような物が漂流している」と通報した。
福井海上保安署によると、遺体は身長150㎝ほどの女性。黒っぽい長袖シャツに、黒っぽいジャージをはいていて、ジャージのタグには手書きで「喜三」と記されていたという。
行方不明になった当時の翼音さんの服装について、祖父の誠志さんは…
翼音さんの祖父・喜三誠志さん：
喜三っていう漢字の名前は なかなかない字なので、着てる衣服も、その日着てた衣服と同じだと思うんです。
息子が（翼音さんが）いなくなる前に「パジャマのままだと寒いから、上からジャージをはいて長袖を着なさい」って言ったらしいんです。
その格好をちゃんと守って、ジャージと長袖の服をきてたらしいんです。そういう情報から、ほぼうちの孫に間違いないのかなと思ってます。
また父・鷹也さんは…
翼音さんの父・喜三鷹也さん：
本当に見つかってくれて良かったです。1日1日見つかって欲しいという想いでいました。一生懸命探してくだされる方を信じて、絶対見つけてくださるだろうと、そういう思いで過ごしていました。
僕の言うことはあんまり聞かなかったですけど、最後に電話で「長袖・長ズボン着てくれ」と言ったのを守ってくれていたみたいで、長袖長ズボンを着ていました。僕の言うことを聞いてくれたんだと思いました。お帰りと声を掛けたいです。
今回発見された遺体が翼音さんだった場合、自宅から約160㎞先まで流されたこととなる。
見つかった翼音さんの可能性がある遺体は、2日司法解剖される見通しだ。
（「イット！」 10月1日放送より）
