赤や黄色、色鮮やかな花が並んでいます。

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原麻衣さん:
花びらが欠けてるって言えばいいのかな。これとか、ここがスカスカしてる。

原さんが手に持っているのは、「ロスフラワー」。
花びらの間に隙間があったり、花の中心が楕円だったりするなど、少しでも基準に満たないだけで、廃棄されてしまう花です。

そんなロスフラワーに再び命を吹き込んでいるのが、原麻衣さんです。

原麻衣さん:
全然わからないというか、きれいでかわいいのにもったいない。お子さんに(ロスフラワーを通して)心を育んでもらいたいって思いがあります。

原さんは、廃棄予定の花を農家から買い取り、子どもたち向けに「生け花教室」や「お花屋さん体験」などを開催。ロスフラワーを使った“心の教育”を行っています。

原麻衣さん:
香りがあって、色があって、いろんな形があって、感触もそれぞれ違って、花って五感をたくさん使います。とてもいいツールだと思っています。

会社員として働いていた原さんは、4年前に仕事を辞め、友人とともに大好きな花を救おうと立ち上がりました。

原麻衣さん:
お花ってあるだけで笑顔になったり、癒されたりとかすると思うので、(ロスフラワーで)幸せにしたりできるようにしていけたらいいなと思います。

少しでも廃棄されてしまう花をなくすため、ロスフラワーを使った生け花教室を通じて、心を育んでほしいと願う原さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」7月19日放送より)