次期衆院選を見据え、立憲民主党の泉代表が新潟を訪問。この中で都知事選後、批判が強まっている共産党との連携については「各都道府県ごとにやってもらう」との認識を示した。新潟県内では、共産党と選挙協力してきた経緯があり、今後も連携が続くことが予想される。
立憲・泉代表 支持拡大に奔走
東京都知事選での蓮舫さんの敗戦から1週間…立憲民主党・泉代表の姿は新潟県内にあった。
泉代表は「政権準備の夏。全員小選挙区当選、これが我々の目標」と次期衆院選を見据え、激戦が予想される選挙区で支持拡大に奔走していた。

「非自民政権をつくる。自民党政治を終わらせるという文脈において、ほかの野党に呼びかけなければいけないというのは、立憲民主党としてはある」
この言葉の背景にはあるのは、都知事選後、批判が強まっていた共産党との連携だ。
共産党との連携は…「都道府県ごとに」
選挙後、立憲民主党の支持母体・連合の芳野友子会長は「蓮舫氏が共産党からの候補者のように見えてしまっていた。少し共産党が前面に出過ぎていたことで逃げてしまった票もあったのではないか」と指摘。

これに対し、泉代表は「共産党と政権を共にすることは、これまでも否定しているし、そういった意味での話し合いをしているわけではない」と政権交代をしても共産党が閣内に入ることはないと強調した上で、候補者調整などの選挙協力については否定していない。
新潟での取材中にも「県ごとに様々状況はあるから、それは各都道府県ごとでやってもらう話ということ」と話した。

新潟県内の選挙区では、野党系候補の勝利に共産党が貢献してきただけに、今後も両者の連携は続くことが予想される。
(NST新潟総合テレビ)