千葉・野田市で突然の雷鳴と共に、すぐ目の前で雷が落ちる瞬間が撮影された。撮影者は車を走行中だったが、車内からでも凄まじい爆発音と強い光を感じていた。さらに街中の信号機も落雷の影響で停電し、“譲り合い”走行をしなければいけなかったという。

強まる雨…雷鳴走る瞬間

千葉・野田市で7月6日午後5時ごろ、突然の雷鳴と共に、走行中の車のすぐ目の前に雷が落ちる瞬間をカメラが捉えた。

大粒の雨がフロントガラスを打ちつける中、走行中の車のドライバーは、あまりの強い雨に思わず「やべー、これは」とぼやいていた。

運転中に雨の勢いに驚く撮影者
運転中に雨の勢いに驚く撮影者
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するとさらに雨足が強まってきた次の瞬間、「ドン!(雷鳴)」という“爆発音”のような、大きな音が鳴ると、辺りは一瞬真っ白な光りに包まれた。

思わず撮影者は「うわー!」と叫び声を上げ、助手席の同乗者は「あそこ!電線!電線に落ちた!」と声を上げた。

稲光が落下している瞬間
稲光が落下している瞬間

映像を止めて見ると、くっきりと稲光が走っているのが分かる。雷が落ちた場所からは、炎も上がっていた。

撮影者は「自分の100m先ぐらいに雷が落ちた。近くで爆発したようなかたちで聞こえた。本当に大きな音だったので非常に恐怖を感じた」と落雷の瞬間を振り返る。

落雷で信号が停電も…「譲り合い」で切り抜ける

撮影者のわずか約100mの距離に落ちた雷。凄まじい衝撃は、道路にも影響を与えていた。

撮影者は道の先に目を向けると、違和感に気がつく。「あっ!信号が!信号が停電してる!」と叫んだ撮影者の目線の先には、真っ黒な信号機があった。落雷の影響で信号機が停電し、点灯しなくなってしまったのだ。

街中の信号機が停電している様子
街中の信号機が停電している様子

道路には多くの車が行き交っていた。当時の様子についてドライバーは、「みなさん譲り合いというか、ゆっくり安全確認しながらその場の状況に応じて進んでいたように見えました」と話す。

ドライバーたちの「譲り合い」の気持ちがあったため、混乱することなく、切り抜けることができたという。
(「イット!」 7月11日放送より)

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