犯罪被害者らの心情を加害者に伝える制度を使った東京・池袋暴走事故の遺族が、刑務官らを前に今の思いを語りました。
松永拓也さんは、2019年に池袋で起きた車の暴走事故で、妻の松永真菜さんと娘の莉子ちゃんを亡くしました。
松永さんは、犯罪被害者や遺族の思いを刑務所の職員らを通じて加害者に伝える「心情等伝達制度」を利用しましたが、この制度に関わる刑務官らに向けて次のように語りました。
松永拓也さん:自分自身にとって後悔しないという面から、心の回復につながった。素晴らしい制度だなと。
また、松永さんは、「加害者の更生にもつながりうる制度で、多くの人に知ってほしい」と訴えました。