須坂市(長野県)は、全職員を対象に職場でのハラスメントの実態調査を行い、結果を公表した。52人が何らかのハラスメントを受けたり、見たりしていたという。「無視」や「大声での叱責」が目立ち、市は防止に向けて取り組みを進めたいとしている。
市長「正直、多いと思いました」
「ハラスメントの防止と働きやすい良好な環境づくりのために調査をしたものです。正直、多いと思いました」
須坂市の三木正夫市長は、7月8日の会見で市職員を対象に行った職場でのハラスメントの実態調査の結果を公表した。

全職員の37%にあたる366人から回答があり、「何らかのハラスメントを受けた、または見たことがある」と回答した人は52人に上った。
無視、大声での叱責が目立つ
行為では、「無視」や「大声での叱責」が目立ち、加害者は「同僚・部下」が19人、次いで「係長」が15人だった。「市長」という回答も1人あった。

三木市長は「私自身も回答されたが、どこの部分にあたるか正直わからない。(相手が)捉えるのかは非常に難しい。これから気を付けようとかそういうのがあるから、私は調査したこと自体が大事だと思う」と述べた。
市は調査結果を受け、相談窓口の利用を呼びかけたり、研修を行ったりしながらハラスメント防止を進めたいとしている。

(長野放送)