さいたま市で4日、停車中のトラックを狙った車上荒らしが発生した。犯行時間は約10秒で、現金1万3000円やカード類が盗まれた。被害者は「お金よりも物を返してほしい」と話しており、警察は窃盗事件として捜査を進めている。

｢手慣れてる感じはした」わずか10秒の犯行

さいたま市の住宅街で4日午前11時頃、わずかな隙を狙い、車内からカバンを持ち去る車上荒らしをカメラが捉えた。

黒い服の男は、停車中のトラックの横を通り過ぎていくが、突然、引き返すと、トラックの周りをウロウロと歩き始めた。

そして、窓から車内を覗き込むと、ドアを開け助手席からカバンを抜き取って足早に立ち去っていった。

犯行時間はわずか10秒で、トラックと目と鼻の先にいたという被害者は、｢手慣れてる感じはしましたね。多分初めてじゃないんだろうなとは思いました」と話している。

「お金はいいから物は返して」

かばんには、現金1万3000円と免許証などカード類が入った財布の他、家の鍵なども入っていたという。

被害者は、｢お金はいいから物は返してほしいと思いますね。免許の再発行は行かなきゃいけないですし、保険証がないので病院にも行けないような状況ですね」と話している。

警察は窃盗事件とみて捜査している。
（情報提供は、浦和警察署048-825-0110まで）
（「イット！」 6月6日放送より）