海上保安庁は27日の午前8時時点で、尖閣諸島周辺の接続水域内において、中国海警局の船舶4隻の航行を確認した。これにより、接続水域内での中国船舶の確認日数は158日連続となり、これまで最長だった、2021年の157日連続を超え、過去最長となった。
林官房長官は27日の会見で、「接続水域内での航行や、領海侵入などが相次いでいることは極めて深刻」と述べた上で、「海上保安庁の巡視船を配備し、警告などを繰り返し実施するなどして、万全の領海警備体制を確保するともに、外交ルートにおいても様々なレベルから、我が国の立場、考えをしっかりと中国側に伝えている」と強調した。
その上で「引き続き緊張感を持って、尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を尽くすとともに、中国側に対しては、冷静かつ毅然と対応する」と述べた。