ドイツ東部で、過激な環境活動家数百人がテスラ工場への抗議デモを行い、16人の身柄が拘束された。テスラCEOのイーロン・マスク氏は、警察がデモ参加者を見逃すことに対し、怒りを露わにしている。

環境保護訴え過激グループが集結

ドイツ東部で、奇声を上げながら走り出したグループ。制止を促す警察官を無視し、暴徒と化した。

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押さえつけられている人の姿もあり、さらには道路から逸れて林の中を爆走。足元が見えないほどの砂ぼこりを上げながらグループが向かっていたのは、電気自動車メーカー、テスラの工場だ。

工場の拡張計画に反対する住民や環境保護を訴える過激グループで、「資本主義の破壊が未来をつくる」と書かれた横断幕を掲げ、抗議活動を行った。

抗議活動の参加者は数百人。結局、集団は工場の近くまではたどり着いたものの、中には入れなかったという。この工場をめぐっては2024年3月、過激グループの放火とみられる火災の影響で生産を停止した。

テスラCEOのイーロン・マスク氏は自身のSNSに「なぜ警察は左翼デモ参加者をこうも簡単に見逃してしまうのか?」と投稿し、怒りを露わにした。

地元警察によると、16人の身柄が拘束され、警察官21人を含む多数のけが人が報告されている。
(「イット!」 5月13日放送より)

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