今年から春の開催となったモータースポーツの祭典・F1グランプリ。レゴジャパンがF1の名門、メルセデス AMG ペトロナス フォーミュラ1チームの実物大F1カーを制作し、鈴鹿サーキットでお披露目され、ブースも展開。
また、3月からメルセデス AMG ペトロナス フォーミュラ1チームとコラボレーションしたF1カーをモチーフにした商品も販売された。
F1のファンもレゴ(R)ブロックのファンも、そして子どもから大人まで楽しめる魅力がレゴ ブロックにあった。
鈴鹿にレゴ ブロックの実物大F1カーが出現！
4月4日、F1日本グランプリレースを翌日に控えた鈴鹿サーキットでは、ファンサービスイベントが開催され、開催を待ちわびる来場者でにぎわっていた。
オフィシャルショップやホンダ、レッドブルなどのブースが並ぶファンゾーンエリアでは、レゴジャパンのブースが、親子連れの注目を集めていた。
ブースの中には、商品パッケージを模した巨大な箱があり、そこにレゴジャパンのマイケル・エベスンゼネラルマネージャーが颯爽と現れた。
この日のために用意した特別な“作品”を世界で初めて披露するという。
「レディ…3、2、1、ゴー！！」
マイケル氏の掛け声を合図に、ピットクルーに扮（ふん）したスタッフたちが箱を持ち上げると、観客から歓声が起こった。
現れたのは、レゴ ブロックで構築された、メルセデス AMG ペトロナス フォーミュラ1チームの2023年のF1カー“MERCEDES-AMG PETRONAS F1 W14 E PERFORMANCE”の実物大モデルだ。
「レゴ ブロックの無限の可能性を示すために、メルセデス AMG ペトロナス フォーミュラ1チームのF1カーをレゴ ブロックで再現しました。徹底的にリアルさにこだわりました」と語るマイケル氏。
黒いボディーにノーズのスターマーク。取り外しができるステアリングや、ギア、人が座れる座席、タイヤ、そして、タイヤを着脱するホイールガンまで忠実に再現されている。
マイケル氏は、ホイールガンを手に取り、タイヤを交換するピットクルーの真似をしてみせると、再び観客から喝采が起こった。
全長512センチ・幅220センチ・高107センチの実物大モデルは、特殊な設計技術と建築技術を用い、構築された。
開発に500時間をかけ、15人のビルダーが2428時間かけて作り上げたという。使われたブロックは、19万2937個にのぼる。
マイケル氏は誇らしげに言う。
「ブロック1個から、このようなリアルなF1マシンを作り出すことができるのです。このワクワク感、楽しさ、かっこよさを、皆さんにもぜひ体験してほしい」
初めて目にする大作を前に子どもたちは、「立体感がすごくてかっこいい」「こんな大きなものを作れるんだ」「乗ってみたい」などと口々に言いながら、目を輝かせて写真撮影を楽しんでいた。
親子で楽しめるW14のレゴ商品
ブースには、 “MERCEDES-AMG PETRONAS F1 W14 E PERFORMANCE”をモチーフにした1/8スケールのレゴ ブロックも展示されていた。
展示品にはチームのルイス・ハミルトン選手とジョージ・ラッセル選手のサインが入っている。
これらが抽選で当たるキャンペーンが4月30日まで展開されているとのことで、注目を集めていた。
このブースを見て、「子どもに買ってあげたくなった」と話すのは、親子でF1ファンだというお父さん。
「もともとプラモデルを子どもと組み立てるのが好き。このレゴ ブロックはかっこいいだけでなく、親子で一緒に楽しめそうなところに惹かれます」
“Mercedes-AMG Petronas F1 W14 E Performance”をモチーフにした商品には、大人向けの「レゴ(R)テクニック Mercedes-AMG F1 W14 E Performance」と、キッズ向けの「レゴ(R)テクニック Mercedes-AMG F1 W14 Pull-Back」の2つのバージョンがある。
どちらも、レゴ テクニックのデザインチームとMercedes-AMG PETRONAS F1 チームのコラボレーションのうえに生まれ、密な連携のもとに再現された、本格的なデザインとギミックが魅力だ。
コラボによって生まれる精巧なデザイン
大人向けは、1/8スケール（高さ約13センチ×長さ約63センチ×幅26センチ）で、1642ピースで構成される。
レゴ テクニックデザインチームがこだわって再現したという滑らかな“ブラック”カラーが、上品かつ圧倒的な存在感を放つ。
このブラックのボディーは、カーボンファイバーの地の色を生かすことで塗装を削減して軽量化を図るとともに、“多様性と平等”の理念を表現するためにメルセデス AMG ペトロナス フォーミュラ1チームが採用した象徴的な色だという。
精巧なギミックもモータースポーツファンにはたまらないポイントだろう。
エンジンカバーを外すと現れるピストンが動く6気筒エンジン、開閉可能なウイング、独立したサスペンション、動くステアリング、スリックタイヤと、細部にわたるこだわりを堪能できる。
子どもが対象の、レゴ テクニック Mercedes-AMG F1 W14 Pull-Backは、240ピース（高さ6センチｘ長さ24センチｘ幅10センチ）。
子どもでも組み立てられるほどよい難易度ながらも、大人向けに負けない本格的なデザインと、後ろに引くと走るアクションが魅力。
完成すれば、F1レースごっこが楽しめる。
マイケル氏は、このシリーズを親子で楽しんでほしいと話す。
「親御さんには、リアルなギミック満載の内部構造を楽しむとともに、無心になって手を動かすことでマインドフルネスな時間を過ごしてほしい。お子さんには、リアルな動きとメカニズムを通して、工学への好奇心や問題解決能力を育んでほしい。親子でクルマ談義に花を咲かせ、コミュケーションを深めながら、かけがえのない経験をしてほしいです」
ブースを見学していた小学生の子どもを持つお母さんは、レゴ ブロックを通じて子どもの成長を感じると、感慨深そうに語ってくれた。
「車のシリーズを持っています。小さい頃は一緒に作っていたのですが、もう大人の手は必要ないみたい。何時間も集中して作っている姿を見ると、大きくなったなあと思います」
メルセデス AMG ペトロナス フォーミュラ1チームのW14以外にも、レゴジャパンは、2024年にF1関連商品を多数発売。
F1史上有数の優勝記録を残す1988年型マクラーレンと、F1選手として数々の栄光を打ち立てたアイルトン・セナ選手が乗ったF1カーをモチーフにした、「レゴ(R)アイコン マクラーレン MP4/4 &アイルトン・セナ」をはじめ、「レゴ(R)スピードチャンピオン 2023 マクラーレン フォーミュラ1レースカー」、「レゴ(R)スピードチャンピオンBMW M4 GT3 & BMW MハイブリッドV8レースカーコンボ」、「レゴ(R)シティ みどりのレースカー」、「レゴ(R)シティ レースカーとトランスポーター」という、往年のモータースポーツファンも垂涎のラインアップだ。
F1カーのかっこよさを、手を動かし作って楽しめるブロックの世界で表現したレゴ商品は、大人のみならず、子どもたちの好奇心も刺激してくれることだろう。
親子でレゴ ブロックを作り上げた経験は、きっとかけがえのないものになるはずだ。
メルセデス AMG ペトロナス フォーミュラ1チームのルイス・ハミルトン選手のサイン入りのレゴ テクニック Mercedes-AMG F1 W14 E Performanceと、ジョージ・ラッセル選手のサイン入りのレゴ テクニック Mercedes-AMG F1 W14 Pull-Backが当たるキャンペーンを4月30日（火）まで開催中。
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