フランスのサルコジ元大統領が、大統領選での選挙法違反に問われた裁判で、パリの裁判所は禁錮1年の実刑判決を言い渡した。
サルコジ氏は2012年の大統領選で、選挙活動費として法律で定められた上限2250万ユーロ(約36億円)を大幅に超える4300万ユーロ(約69億円)を支出した選挙法違反に問われ、一審判決は執行猶予なしの禁錮1年だった。
控訴審でサルコジ氏は無罪を主張したが、パリの裁判所は14日、サルコジ氏に対して禁錮1年、このうち6カ月を実刑、残り6カ月を執行猶予とする判決を言い渡した。
禁錮刑は収監されず、自宅で執行される可能性もあるという。
地元メディアによると、サルコジ氏は破棄院に上訴した。
2012年の大統領選でサルコジ氏は再選を狙っていたが、決選投票でオランド氏に敗れた。