「肌の若返り」をうたって未承認の医薬品を販売した疑いで、販売会社の社長の男ら4人が逮捕された。

薬機法違反の疑いで逮捕されたのは東京都の医療機器の輸入代行会社「STサービス」の社長 佐藤崇容疑者(50)と、美容機器や化粧品の輸入代行などを行う「Fotona Japan」の社長 依田喜久枝容疑者(54)ら4人。

■「スーパープラセンタ」など214万5000円を販売した疑い

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佐藤容疑者らは2022年5月から2023年1月にわたって、東京都港区の美容クリニックなど3カ所に、国から承認を受けていないヒトの胎盤から製造したという医薬品「スーパープラセンタ」と、乳歯の歯茎の細胞を培養したという「ヒト乳歯歯髄幹細胞CC血清MCP600」の計70本を214万5000円で販売した疑いが持たれている。

■「肌が若返る」「アンチエイジング」うたい約8900万円売り上げか

警察によると佐藤容疑者の会社は「肌の若返り」「アンチエイジング」とうたって、2021年1月から2年間で「スーパープラセンタ」などを販売し、およそ8900万円を売り上げたとみられる。

調べに対し佐藤容疑者は容疑を認めているが、依田容疑者は「医薬品の製造販売は一切していない」と容疑を否認している。

関西テレビ
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