石川県の能登半島地震は発生から3日、生存率が下がるとされる「72時間」が迫っている。これまでに73人の死亡が確認され、また、安否不明者15人の情報が初めて公開された。

石川県内で死亡が確認されたのは輪島市で39人、珠洲市で23人、七尾市で5人などあわせて73人となっている。また、重軽傷者も323人に及んでいる。

生存率が下がるとされる発生から72時間が迫る中、珠洲市では3日昼過ぎ、倒壊した住宅に取り残されていた80代の男性を、神奈川県警の救助隊が無事に救助した。

また、石川県は3日夜、安否不明者15人の情報を初めて公開した。県のウェブサイトで氏名や年齢などが確認でき、中には穴水町の13歳の少年も含まれている。
※その後、安否不明者リストが更新され4日午後2時現在79人に(石川県のHPから確認できます)
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/202401jishin-mokutekibetsu.html#ichiran

一方、輪島市や珠洲市では約750人が孤立していて、ほかにもまだ人数が把握できていない孤立集落があることから、各自治体が実態の把握を急ぐとともに、懸命の救助活動を続けている。
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