気象庁は1月1日午後6時過ぎに会見し、石川県能登半島を震源とする今回の地震について、「令和6年能登半島地震」と命名すると発表した。
気象庁は石川県能登に大津波警報を発表しているとして引き続き沿岸部や川沿いにいる人は直ちに避難するよう呼びかけた。
今回の地震では震度7を観測したとして今後2~3日は再び震度7程度の地震が発生する恐れがあることから建物の倒壊や土砂崩れの危険があるとして注意を呼び掛けている。
今回は能登半島を中心に震度1以上の地震が19回発生したとしたうえで、この地域では3年以上地震活動が続いているため、当面こうした地震活動が続くとの見通しを示している。
気象庁によると、午後4時8分、石川・能登に強い揺れを観測した。石川能登で震度6強、新潟中越で震度6弱を観測している。
更に午後4時11分に2回目の地震が発生。2回目の地震では石川県志賀町で震度7を観測した。
さらに午後4時18分に3回目の地震が発生し、石川県能登で震度6強を観測した。
この地震で石川能登に大津波警報が出されていたが、午後4時21分に輪島港に1メートル20センチ以上の津波の到達を観測したほか、新潟県柏崎で午後4時36分に40センチ、午後5時7分に青森県深浦で10センチ、午後5時9分に佐渡島で20センチ、新潟で午後5時9分に30センチ、午後5時17分に山形県の飛島に20センチ、午後5時28分に北海道奥尻島で10センチ、午後5時50分に島根県隠岐西郷で10センチ、午後5時52分に兵庫県の豊岡で30センチ、午後5時59分に福井県の敦賀港で20センチ午後6時に山形県の酒田で30センチの津波をそれぞれ観測している。
沿岸にいる人は津波が来る可能性がある。