ことしも残すところあとわずかですが、みなさんは、年末年始をどう過ごされるだろうか?今年ならではの傾向を取材した。
■年末年始に「国内旅行」する人は約2800万人の見通し
街の人:
有馬温泉行きます。1泊2日。彼氏と行きます。25日、26日で早めに広島へ1泊で行きます。宮島の牡蠣を食べたいんで
新型コロナが5類に移行した後、初めて迎える年末年始。 旅行会社のJTBによると、帰省を含み、12月23日から1月3日までの年末年始に国内旅行をする人は、およそ2800万人の見通しだということだ。

コロナ禍前の2019年はおよそ2900万人だったため、ほぼ同じ水準まで回復している。
「ホテルニューオータニ大阪」では、12月30日から1月3日の宿泊に「お正月プラン」を設定。 ホテルでカウントダウンコンサートや縁日を楽しめるほか、新春限定のビュッフェなど盛りだくさんの内容で、すでに予約が殺到しているという。
ホテルニューオータニ大阪 営業推進課 中野 駿支配人:
予約開始の段階からコロナ前に比べても約100件ほど上澄みの状況で予約推移していまして。昨年に比べて120%ほどの受注状況となっております

■一人当たりの旅行費用の平均 過去最高のおよそ4万1000円
一方、JTBによると、物価高やインバウンドの復活などでホテル代が高騰していることなどから、一人当たりの旅行費用の平均は過去最高のおよそ4万1000円に。
そのため、こんな声も…。
街の人:
行きたかったけど、高いのは分かってたから別に年末年始じゃなくていいかなっていう感じです。
めっちゃ高いなって、コロナ前に比べたらめっちゃ高いなって、なので、ちょっとちゅうちょしているというか
それでも「ホテルニューオータニ大阪」では、年末年始の期間はどの部屋も通常より宿泊料金が上がるにも関わらず、すでに予約で9割埋まっているそうだ。

一番高額の客室は、「ニューキャッスルスイート」。客室から大阪城がきれいに見える。
年末年始に2人で泊まると1泊2日の客室料金は33万3295円からと高額だが、すでに予約が入っているということ。
ホテルニューオータニ大阪 営業推進課 中野 駿支配人:
(全客室の宿泊予約は)コロナ前の状況と比べましても110%ほどで、大変多くのお客さまにご予約いただいている状況です。背景としてはおそらく円安の影響による海外旅行控えが影響しているのかなと推測されるところですね

(関西テレビ「newsランナー」12月22日放送)