東映の元社員の女性が、撮影現場でセクハラや過重労働を強いられたとして東映を訴え、12月14日の午後1時頃、会見を行った。
東映元社員がセクハラを訴える
元東映社員(20代):
表立って戦うことを決めました。

訴え起こしたのは、元東映社員の20代女性。2019年に入社し、人気のヒーロー特撮「仮面ライダー」シリーズなどの制作に携わっていた。しかし、女性は「この世はヒーローはいない」と強く訴えている。

女性のもとには職場の男性スタッフから、しつこく“誘いのLINE”が送られてきたという。
今日は遅くなりますか?
都合が良ければ飲みどうですか?
電話がLINE下さい
会いたいです

さらに冬の寒い日、撮影現場で、その男性から手袋の上から指を絡めるように手を握られたこともあったという。
東映側はセクハラの事実認めるも…
元東映社員(20代):
ハラスメントは当たり前だから、我慢しなさいと言われました。
会社に適切な措置を講じてはもらえないまま、女性は体調を崩し休職。最終的に退職した。

その後、東映側はセクハラの事実を認めたものの、一連の対応が不十分と考え、提訴に踏み切った。

元東映社員(20代):
映像業界はまだ古いなと思います。私は業界から戦線離脱をしましたが、今の形で業界をよくできればと常に思っています。

今回の提訴を受け、東映側は「訴状が届いていないのでコメントは控えさせていただきます」としている。
(「イット!」12月14日放送分より)