熊本市の井戸や河川で指針値を超える有機フッ素化合物が検出されている問題について。京都大学などの調査を受け熊本市が2023年11月に行った河川の水質検査の速報値が11月29日に発表された。

指針値超えの有機フッ素化合物検出

熊本市によると、11月9日から16日にかけて熊本市北区の木留川から熊本市西区の坪井川までの7河川・28地点で調査を行った結果、16地点で国の指針値を超える(1リットル当たり50ナノグラム)有機フッ素化合物が検出されたという。

この記事の画像(4枚)

指針値を超えたのは北区の鐙田川と井芹川の鐙田橋付近で、特に鐙田橋付近の濃度が高いため市は早急に原因の究明を行いたいとしている。

熊本市環境推進部・永田努部長:
通常であれば上流から下流になるにつれて濃度が低減するのが一般的。この区間については特異な傾向。

熊本市は今後、指針値を超えた河川の近くの水路と排水の検査や河川の詳細な成分分析を新たに実施する予定で、地下水との関連なども調べる方針だ。

(テレビ熊本)

テレビ熊本
テレビ熊本

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。