愛知・名古屋市のマンションで男性の遺体が見つかった事件で、24日、知人の29歳の女が逮捕された。

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11月21日、名古屋市中区のマンションにある寝室のクローゼットの中で、住民の阿部光一さん(42)の遺体が見つかった事件。

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、遺体で見つかった阿部さんの知人で、名古屋市に住む無職の内田明日香容疑者(29)。

遺体は、死後1カ月半から2カ月が経過しているとみられていて、遺体が見つかった部屋にはさまざまな細工がされていた。

遺体は布でくるまれ裸・頭には袋・首にはロープの状態で発見

遺体のあった部屋のドアは、外側から粘着テープで隙間をふさぐように目張りがされていたという。

また、遺体は裸で、全身を布でくるまれ、頭に袋がかぶせられ、首にロープが巻かれた状態で発見。

手首は、工事現場などで使われる黄色と黒のロープで縛られ、周辺に消臭剤の容器があったという。

阿部さんの死亡後も、何者かがSNSでなりすまし、生存を装っていたとみられている。

司法解剖の結果、阿部さんは10月上旬には死亡していたとみられているが、最近まで阿部さんのSNSアカウントから親族に連絡があったことが判明している。

9月末に通話したのを最後に、電話がつながらない状態が続いたことを不審に思った姉が20日、行方不明者届を警察に提出し、事件が発覚した。

現場のマンションからは、阿部さんのスマートフォンは見つかっていないという。

殺人容疑も視野に追及する方針

警察によると、阿部さんが店長をしていた貴金属買い取り店で、内田容疑者は以前、働いていたとみられている。

阿部さんが生きているかのように装う行為をしていた人物が浮上し、内田容疑者を特定したという。

警察は、捜査に支障があるとして、内田容疑者の認否を明らかにしていないが、内田容疑者が、阿部さんが死亡した経緯についても知っているとみて、殺人の疑いも視野に追及する方針。
(「イット!」11月24日放送より)