世論調査における岸田内閣の支持率下落について、自民党の森山総務会長は21日、「非常に危機感を持っている」と述べた。
内閣支持率は、報道各社の世論調査で下落が止まらない状況となっていて、FNNの調査で27.8%と「危険水域」と言われる20%台に落ち込んでいる。
記者会見で支持率急落について問われた森山氏は、「非常に危機感を持って受け止めている」と述べた上で、「さまざま要因があると思う」と分析。一方で、政務三役の「ドミノ辞任」などを念頭に、「不祥事や失言などがあれば国民の失望が深まるばかりだ。危機感と緊張感を持って、事に当たっていくことが大事だ」と語った。
その上で、「今は党を挙げて岸田首相をしっかり支え、信頼回復に全党で取り組んでいくことが大事な時だ」と強調。「政権運営そのものについては、党内で批判的な意見はないと理解している」と述べ、岸田首相を擁護しつつ、挙党一致の姿勢を示した。