秋田県の佐竹敬久知事が地元で行った講演で、四国料理に対して「貧乏くさい」と失言をした。
25日、佐竹敬久知事は謝罪のための会見を開き、11月の全国知事会で、四国4県の知事にも謝罪するとした。
秋田県知事が失言
25日、秋田県の佐竹敬久知事が、謝罪のための会見を開いた。

秋田県・佐竹敬久知事は、会見で「クマあるいは災害等で非常時ですので、なんとか仕事の面で挽回するように努力しますので、そういうことでここに立っております。本当に皆さん、いろいろな面でお騒がせして、申し訳ありませんでした」と謝罪した。
失言は、地元で行った講演で飛び出した。

佐竹知事は「四国なんか、もう大変ですよ。酒もうまくないし」と言い、さらに「メインディッシュがいいステーキだと思って開けたら、じゃこ天です。貧乏くさい」と発言していたのだ。
じゃこ天は、小魚のすり身を揚げて作る“愛媛県のソウルフード”。それを秋田県のトップが、「貧乏くさい」とけなしたのだ。

この佐竹知事、どんな人物なのだろうか。
佐竹知事は、2009年に初当選して以来、14年あまり知事を務めている。

先祖は清和源氏の名門。ホームページには、「佐竹氏ゆえに、一部の秋田県民からは『殿』のニックネームで呼ばれることがある」という表記もある。
一方、クマの駆除をかわいそうだと感情的に批判する電話に、県の職員が困り果てていることについては職員をかばい、「はい、すぐ切ります。ガチャン」と、電話を切る対応をすると断言していた。
四国4県の知事に謝罪予定
また、佐竹知事は無類のネコ好きで、飼いネコたちとの生活をYouTubeで公開している。

その中には、秋田犬を送ったお礼として、プーチン大統領から贈られたシベリアネコもいる。
今回の発言について佐竹知事は、「会場を盛り上げようという思いもあったが、悪い例えだった」と平身低頭だ。
11月の全国知事会で、四国4県の知事に謝罪するとしている。
(「イット!」 10月26日放送より)