人道状況が悪化しているパレスチナ自治区ガザに22日、2回目となる支援物資が搬入された。
一方、地上侵攻についてCNNは、アメリカ政府がイスラエルに侵攻を遅らせるよう要請したと報じた。

イスラエル軍は、22日もイスラム主義組織ハマスの拠点を狙った空爆を続け、ハマスが運営するガザの保健当局はこれまでに4651人が死亡したと発表した。

イスラエルによる地上侵攻の準備が進むなか、CNNは22日、アメリカ政府が人質解放やガザへの人道支援を進めるため、イスラエル側に地上侵攻を遅らせるよう要請したと複数の関係筋の話として報じた。
イスラエル側は否定しているという。

ハマス掃討作戦による完全封鎖で、ガザの人道状況が悪化するなか、国連は支援物資を積んだトラック14台が22日もガザに入ったことを明らかにした。
物資が届けられるのは2日連続で、戦闘開始後2回目。
一方、イスラエル軍は22日、隣接する北部のレバノン国内で、ロケット弾の発射を計画していたイスラム組織ヒズボラの拠点を空爆したと発表し、映像を公開した。

これに先立ち、現地を視察したネタニヤフ首相は、ハマスとヒズボラの二正面で「あらゆる作戦の準備ができている」と強調し、ヒズボラをけん制している。