山肌の木々が鮮やかに色づき始め、まもなく本格的なシーズンを迎える紅葉。
栃木県の名所・日光では、例年より1週間ほど遅れているが、一部では見頃を迎えていて、紅葉のピークは来週以降になる見通し。
この記事の画像(21枚)栃木・日光市を訪れた人は「四季の変わり目を見るのいいですよね。あっ、虹が出ている」と美しい光景に目を奪われているご様子。
「テーブル・イス置いて食事」トラブル避けるため宿泊禁止の看板も
こうして多くの人が紅葉を楽しむ一方で、増えているのが迷惑行為だ。
中でも深刻なのが…
土産店:
夜寝ている人が多い。多い時は20台くらいいる、夏休みとか。うるさいですよ。
駐車場で寝泊まりする「車中泊」だ。
土産店:
(車の)後ろ開けて、テーブルとイス置いて。そこで食事して、通れないような感じにしたり…。
夏ごろは特に多かったそうで、栃木県は、夜間に騒いでのトラブルなどを避けるため、宿泊禁止の看板を設置したという。
しかし、取材班が16日午後9時ごろ、無料の駐車場に向かってみたところ、駐車場内に何台もの車が止まっているのを確認できた。
看板には、「キャンピングカーの利用でも宿泊禁止」とあるが、お構いなし。
17日朝、キャンピングカーで車中泊をしていた人物を直撃した。
男性は「火器を使ったりテント張ったり、そういうことがないかぎりは、1泊くらい大目に見られているようです、ということなので。ちょっと申し訳ないけどとめさせてもらっている」と話す。
午前2時半ごろに来たという別の男性は、車中泊の禁止を知らなかったと言う。
「車のエンジンも切っているし、ライトも消えているから、それなりに泊まる人は常識守ってるのかなと」と話す。
奥日光では、無料駐車場の一部有料化が決まっている。利用者には、ルールを守った節度ある行動が求められる。
(「イット!」10月17日放送より)
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